| 「リリーフも可能な先発型の投手」の根拠 | 2026/03/19 |
| WBCでの侍ジャパンの「敗因」について、救援投手の数が少なかったことが、筆頭に挙げられている。しかし、例えば誰を代わりに選んでおくべきだった、と言うのだろうか。 ピッチクロック、ピッチコム、硬いフィールド、マウンドの傾斜、ピッチャーの目に映る風景、客席との距離、気温と湿度、何といっても使用球の違い…これらをしのげる適性やレジリエンスを持ったピッチャーを精査した上で、一つでも負けたら取り返しのつかない、4連戦を含む8試合を、球数制限のある中で、たった14人で乗り切らなくてはならない。タイブレーク制とはいえ、延長戦もありえる。まして、投手力を中心にして、接戦を粘りで勝ち抜く戦略は、ジャパン・ベースボールの生命線なのだ。 …と考えれば、14人しかない枠の中に、かなり優秀でも、1イニングのみを投げる投手を、たくさん揃えることの方が、相当にリスクが高い。少なくとも2~3回を、力を落とさぬまま投げ切ることのできる、「リリーフも可能な先発型の投手」を多く選抜することには、一定の根拠がある。 結果はすべて自分の責任、と言い切る井端監督は、それだけで「将」の器を持っていた。こういう国際試合での「見えない苦労」が判らなければ、今年のチームを論ずる資格はない。リリーフ投手の人数の件だけでなく、作戦面だけを見て、あれこれどうしたらよかった、という視野の狭さを、“名解説者”たちから聞くのが今、ただ、ただ辛い。 |
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| 大阪府 | 虎党三代目 |